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田中上奏文とは【中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために④】

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日本も先の大戦では「情報戦」で負けていた!
 スペインだけではありません。実は日本も、先の大戦で「情報戦」で負けていました。
 これは「田中上奏文」と言われる文書です。

スライド26

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田中義一首相

 田中上奏文は、田中義一首相が天皇陛下に行った上奏文とされます。その中には、「大日本帝国はこれから全世界を侵略します。手始めに満州、次に中国、さらに東南アジア、オーストラリア、そしてアメリカも日本の領土にし、日本が全世界を支配するのです」という内容が書かれていました。

 

 もちろん、日本にとってはまったくの寝耳に水。
 
 この田中上奏文の写真をよく見てください。何かおかしいとは思いませんか? 日本の首相が天皇陛下に送った文書なのに、なぜ日本語ではなく、中国語で書かれているのでしょう?

この田中上奏文は、中国が勝手に作った偽書(怪文書)だったのです。

 

 中国は、田中義一氏が死去した昭和4年ごろから、自分たちでねつ造したこの「田中上奏文」を反日宣伝に利用しました。10種類の中国語版が出版され、組織的に大陸各地で流布されたほか、英語版「タナカ・メモリアル」が昭和6年、上海の英語雑誌『チャイナ・クリティク』に掲載され、同誌から転載された小冊子がアメリカ、欧州、東南アジアに配布されました。

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<世界で発行された TANAKA MEMORIAL>

 

 

 また、ソ連に本部のあるコミンテルンも同年、雑誌『コミュニスト・インターナショナル』に全文を掲載し、ロシア語、ドイツ語、フランス語で発行。あっという間に、「日本は、世界征服を企むきわめて危険な国家である」というレッテルを貼られ、世界中がそれを信じ込んでしまったのです。

 

そして、日本はついに国際連盟脱退へ

 満州事変後の昭和7年、中国はジュネーブで開催された国際連盟理事会で「田中上奏文」を持ち出し、そのシナリオ通りに満州で侵略が起きていると訴えました。

 

顧維鈞

顧維鈞

 もちろん日本は、「田中上奏文は偽物である」と国連の場で反論したのですが、中国代表の顧維鈞(こいきん)は、

「この文書が本物かどうかが問題なのではない。「田中上奏文」にある政策は、日本がいま進めている現実の政策そのままではないか。これをみれば、田中上奏文が真実であることは明白だ」

と主張し、日本は国連での論争に負けてしまいました。

 中国は、「日本は世界征服をもくろんでいる」と強調することで、国際世論に日本の不当性を訴えたのです。

 

 その結果、日本は当時、国連の常任理事国であったのですが、その地位を捨て、国連を脱退せざるを得ない状況に追い込まれました。日本は孤立の道を余儀なくされ、やがて日中戦争から大東亜戦争へと突入していったのです。

 

 

(続く)

<4月5日 中国・マスコミ問題研究会緊急セミナーでの講演より>

幸福実現党
総務会長(兼)出版局長
矢内筆勝

(やないひっしょう)

朝日新聞を退社後、幸福の科学に入局。主に広報部門を担当した後、月刊「ザ・リバティ」編集部を経て、広報局長、常務理事等を歴任。

NPO(非営利組織)「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」会長に就任。いじめ相談の傍らいじめ問題解決に向けて、全国でシンポジウムを開催。数多くのいじめを解決し、たくさんの子供たちと父兄の心を救済してきた。

主な著書としては、「いじめは犯罪!絶対に許さない」(お茶の水学術事業会)がある。

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